2022年9月15日、一般社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンは、「2025年日本国際博覧会 大阪館（仮称） 建設工事（建築・設備）にかかる優先交渉権者の選定結果について」を発表し、大阪パビリオンの施工予定者が竹中工務店に決定したことが明らかになっています。
…ただし、竹中工務店の提案内容の総合評価点は、マイナス153.57点という結果です。
評価点マイナスでも…
大阪ヘルスケアパビリオンの建設工事は公募が行われ、2者が応募しています。ただし、1者が参加を辞退したことにより、実質、残った1者のフリーパス状態となり、それが竹中工務店でした。
竹中工務店が提案した内容の採点は以下。
| 内訳 | 点数 |
| 価格 | -327.57 |
| 実績審査 | 22 |
| 技術提案審査 | 152 |
| 総合評価点 | -153.57 |
見ての通り、価格で大きく減点されています。
選定経過では、
技術提案の評価は高かったものの、事業費参考額（約74億円）と提案価格（約195億円）に大きな差があったため『参加者からのVE提案＊（約134億円）に、コストダウン案を加えることで事業費参考額に近づけることが可能か確認するよう』選定委員の指摘を受け、発注者において100億円近くまでコストダウンを図ることができることを確認。その結果を選定委員会に諮り、(株)竹中工務店を施工予定者として選定。
―「大阪ヘルスケアパビリオン建設工事の施工予定者選定について」より引用
と記載されていることから、やはりお金がネックだったということです。
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2025年日本国際博覧会 大阪館（仮称） 建設工事（建築・設備）にかかる優先交渉権者の選定結果について｜大阪ヘルスケアパビリオン
